制作したアプリの背景を語りたい!
作ったアプリの紹介をしようと思ったら制作背景だけで結構な長さになったので、アプリ自体の紹介とは分けることにしました。
アプリの機能の紹介についてはこちらの記事で書いています。
この記事では制作背景について語ります。
概要
テイルズ「物語への愛を語るサイト」
小説、映画、マンガ、アニメの4ジャンルの作品について語るサイトです。
ユーザーが自分の好きな物語の好きなところを語って投稿する、シンプルなアプリです。
もちろん他人の投稿を見ることもできます。
制作の出発点
この作品について語りたい!と思った時に、すぐに語れる場所を作りたかったんですよね。例えば小説を読み終わって、「この小説めっちゃよかった…この作品に出会えてよかった…!」と思った時。
その感動を発散したくなるのですが、普段から発信している人でないと、意外と自分の気持ちを発信する場所ってないなと。Twitterやブログは普段から継続していなければ、いきなり始めても誰にも見てもらえないですし。
強いて言えばレビューサイトが近いのかなと思いますが、レビューサイトとは違うんだというところを少し後で話します。
想定しているターゲット
もちろん該当する人以外使うなということではなくて、こういう人のためを思って作りました、という話。
物語が好きな人
まあ大前提ですね。好きな物語が一つもない人なんて存在するのかな。ジャンル問わず幅広く好きな人
特定のジャンルでも構わないですが、自分が幅広く好きなので。趣味の時間をそれなりに取れている人
趣味を楽しむ時間がなければ語ることもできないので。基本的に一人で楽しみたい人
リアルで趣味友達がたくさんいる人や自分のブログなどで日頃からガンガン発信している人というよりは、普段は一人で楽しんでいるんだけど時々無性に語りたくなる、でも語る相手や語る場所がないという人を想定しています。
こだわり
上のような条件に当てはまる人を考えると、比較的内向的で自分の気持ちをオープンにするのに慣れていないのかなと思いました。
そういう人たちに使ってもらうために、「投稿までの障壁をなるべく減らす」ということを意識しました。
何が障壁になるかを考えると、
- 自分の投稿が他人にどう思われるか不安
- 反対や非難のコメントが来たら怖い
- 自分の考えを知られるのが恥ずかしい
などがあるかなと思いました。
この辺りをなんとかするためのこだわりを紹介します。
完全匿名
他のユーザーに対してアカウント情報は一切表示されません。誰の投稿か、誰のリアクションか分からないようになっています。
たとえユーザー名であっても自分の情報が表示されると、他人からの見られ方を気にしてしまうかなと思いました。無理にユーザー名を表示する必要もないと思うので、表示しないことにしました。
匿名なので当然フォローなどもなく、新しい投稿から順に表示されるため、初めての投稿だから誰にも見られない、ということも避けられます。
コメント機能がない
匿名にするリスクとして、心ない発言もしやすくなるかなと。だったら初めからコメントなんてなくてもいいのではないかと思いました。ネガティブなコメントをされることがないので、安心して投稿することができます。
リアクションボタン
語りたい人の目的って、感動を語って、聞いてもらって、共感して欲しいんですよね。ということはネガティブな反応が怖い一方で、ポジティブな反応は欲しいはず。
そこで自由なコメントはさせずにユーザー間の交流を生むための機能として、定型文のリアクションボタンを作りました。ただ「いいね!」にするだけではなく、「わかる」「気になる」などいくつか種類を用意して使い分けられるようにしました。
ただここに関しては、正直ちょっと物足りないかなと思っています。元々のコンセプトから外れない程度に、ユーザー間の交流を増やす方法を考え中です。
作りたかった世界観
「優しい世界」を作ることを目指しました。
ネットもリアルもネガティブな言葉で溢れているように感じていて、それがすごく嫌なんですよね。徹底的にポジティブな言葉だけの世界を作れないかな、という思いでこのサイトを作りました。
そこがレビューサイトとの一番の違いで、作品の良し悪しを評価するのではなく、好きな作品の好きなところを褒め称えることに特化しています。誰も否定しない、誰も傷つかない優しい世界。サイトの見た目もそういうイメージで作りました。
一応断っておきますが、レビューが悪いわけではないです。建設的な批判は成長に欠かせない重要なものだと思います。自分だって偉そうにケチを付けたくなる時もあります。
ただ、そういうのがない空間もあってもいいよなと。
その他のこだわり
アプリへの思いについて語ってきましたが、ここからはプログラミング学習者としての話です。
ここまで語ってきたようにそれなりにこだわりを持って作ってきたので、ただ練習として作りました、で終わらずに実際に使ってもらうことまで考えたいと思いました。
そういう意味でこだわったところを軽く紹介します。
ドメインを取得してHTTPS通信
URLがIPアドレスだと味気ないので、独自ドメインを取得しました。
さらに、メールアドレスやパスワードを送る以上最低限のセキュリティは保つため、SSL証明書を発行してHTTPS通信ができるようにしました。
管理画面を実装
ユーザーや投稿を管理できるように、私だけがアクセスできる管理画面を作りました。
お問い合わせフォーム
ユーザーから管理人にメールを送れるように、お問い合わせフォームを作りました。
まとめ
ここまで読んでいただいてありがとうございます。存分に語れてすっきりしました。こだわりを持ってやっているつもりでしたが、思った以上に長くなりました。
どんなアプリか気になった方がいたら、こちらからどうぞ!